当院での栄養相談について
前回のブログの作成から大変遅くなってしまいました。。
7月から診療が始まり、はや2ヶ月が過ぎようとしています・・(ブログの間が空いてすみません!)
今回は、開院時から開始した栄養相談についてお伝えしようと思います。
当院には、3名の管理栄養士が在籍しています。「なぜ消化器内科に管理栄養士さん?」「開院初期から3名も管理栄養士さんは必要なの?」と言われることもありました。しかし、院長の私としての想いがあり、栄養相談を当院でも絶対に行おう!と開業前から思ってました。
それは、ずばり「内視鏡検査だけではなく、患者さんの生活のことまで力になれるようしよう!」と思っていたからです。
消化器内科・内科診療を一途に行なってきましたが、振り返ってみると残念ながらお力になれなかった患者さんがいたことや、栄養のことについてもお話ができればもっと元気に過ごしてもらえていたな、と自分の診療内容を思い返すことがあります。外来での食事や実生活については自分だけでは十分なコメントができず、それらについては専門のスタッフの力が絶対に必要だと思いました。よって、3名の雇用は今後の栄養相談の発展には不可欠な採用と考えています。
この2ヶ月間、栄養相談をご提案させていただき喜んでくださった患者さんも大勢いらっしゃるので、本当に良かったと思っています。自分の大事な体、自分の大事な家族を受診させたい!というクリニックになりたいと、切に願っております。
さて、2024年8月の現在は、以下の病名が認められた方に対して、栄養相談を行なっております。
・高血圧症
・糖尿病
・脂質異常症
・胃、十二指腸潰瘍
・潰瘍性大腸炎
・クローン病
・慢性腎臓病
・摂食機能障害
・嚥下機能障害
・低栄養(高度の体重減少)
・高度肥満
健康診断で血糖の高値、腎臓の数値が高いと指摘された方、血圧が実際に高いがなかなか治療に着手できていない方、などお気軽にお越しいただけると幸いです。
また、今は保険診療のみの栄養相談となっておりますが、今後は
○病気を予防する栄養相談:肥満予防、ダイエット栄養相談、トレーニングにあわせた栄養相談
○保険診療だけではカバーできない、症状についての栄養相談:便秘・下痢など
を皆で協力しながら提案ができるようになればと考えています。
当院ではあくまでも栄養「指導」ではなく、栄養「相談」として、無理にさせられるものではなく、二人三脚で健康を維持する伴走者としてお力になれればとおもいます。
「おなかからふくいを元気にする。」を掲げて、今後もよりよい診療が提供できるよう、スタッフ一丸となって邁進していきます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
院長 宇賀治良平